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トンデモ授業 [教育について]

いわゆる「トンデモ授業」「トンデモ試験」というのがときどき報道される。

この手の話は確かに問題はあるかもしれないが,一方でいつもそんな教師に同情してしまう自分がいた。
この程度のことで騒ぐのか?それがこの教師のすべてか?

その点でいい指摘をしている人もたくさんいる。
質が下がったのはメディアのほう(教師トンデモ授業問題)
http://sakak.seesaa.net/article/168054552.html

考えてみたら,私自身だっていつマスコミにこうやって挙げられるかわからない。私に恨みを持っている学生・元学生がいることも分かっている。しかしそれを恐れていては,学生を厳しく教育することなどできない。自己保身を図るなら,そんな教育はやめた方がいいというわけだ。

その点で先日の朝日新聞の特集は面白かった。

きょういく特報部 とまらない トンデモ授業 学校外の視点から3人に聞く 2010年11月8日
http://www.asahi.com/edu/tokuho/TKY201011080093.html

上條晴夫氏はその専門家なだけあって的確なコメントである。
昔のやり方ではなかなか児童・生徒に教師の話が通じなくなってきている。テレビなどの強い刺激を常に浴びている子どもにとっては,学校の授業などかったるくて仕方がないかもしれない。「受験が」みたいな学習塾ならある程度簡単だが,日常生活(うっかりすると飯の食い方!)まで指導しなくてはならない学校では,そういうわけには行かない。そこで考えたのがテレビなどの手法を取り入れるということだ。ところがまじめな教師ほどこれに失敗するという。氏の著作を少し見てみようという気になった。

詩人(もと国語教師)の俵万智氏のコメントにも頷ける。結局のところ教科を指導する力がもっとも重要である。そこを磨くために教員集団が機能すべきなのに,現状はそうではない。昨今は保護者にも高学歴な人が多く,「若いやつははずれだ」と言って若い芽を摘むようなことも見受ける

予備校で教える竹岡広信氏のコメントも同じようなところに立脚していると思うのだが,1つ難しいのは,彼らの主張は教科担任制を採る中学校以上では実現されやすいということだ。小学校では学級担任制がメインである。これを教科担任制に変えよという声も大きく,もちろん理解できるのだが,これについては慎重に進めるべきだ。たまたま今朝読んだ内田樹氏のブログにも同じような話があったのだが,どうも教科担任制へシフトしろという意見には,手っ取り早く金儲けする(~~受験でいい成績を取る)ことがすべてであるというような色合いが見えて怖いのだ。

竹岡氏も,教育界にいい人材を集めるにはまず待遇だという。
俵氏も1クラス当たりの児童・生徒の数を減らすべきだという。

どちらもその通りであるが,これにはお金がかかる。似たような効果をもたらすものとして,学校事務職員の増員をずっと主張してきている。残念ながら公立学校の事務職員は役所の職員と同じなので,どんどん定員削減の対象になっている。その仕事が教員に回ってきていて彼らが余裕がなくなっているのだ。

なんだか話がずれてしまったのでこの辺でやめよう。


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